ホップ由来CBDオイル製品の虚実?論文不正や発明者の疑わしさと調査報道、北米での現状について。

ホップ由来CBD製品というものが、日本で販売されているようですね。
このブログを見ている人は、すでにCBDオイルを知っていて、「ホップ由来CBDて何?」と思った人、もしくはホップ由来CBD製品を販売してみたい(ネットワークビジネスの販売者)という方が多いと思います。

最初に答えをお伝えしておくと、ホップ由来CBD製品は、疑惑が多すぎるCBD製品です。日本で販売しているホップ由来CBDとされる商品も、下記で紹介するアメリカ企業「Peak Health社」と契約して輸入されている商品です。その怪しさが100%晴れるまで、販売元の会社に問い合わせるなり、英語情報を常にウォッチするなりされたほうが良いと思います。

「Peak Health Center(アメリカの企業)」「ImmunAG™(ブランド名)」「Humulus Kriya(ホップのブランド名称)」などがこの怪しげな製品に関わりのある固有名詞です。ココらへんのキーワードを見たら要注意です。

なお、詳細は下記のアメリカの大麻関連ニュースメディア「Pot network」の調査報道記事で、その数々の疑惑を追求しております。簡単に要約を記載したいとおもいます。
ホップ由来CBDについて興味を持たれた方は、最後まで目を通すことをおすすめします。

◯Pot network
A Pot Network News investigative report: Bomi Joseph’s “hops-derived” CBD was a world-changing cannabis alternative fought over by Isodiol and Medical Marijuana Inc. But he lied about his discovery — and his identity.(ポットネットワーク・ニュースの調査報道 : ボミ・ジョセフの「ホップ由来CBD」は、イソジオールとメディカル・マリファナが争った、世界を変える大麻の代替品だった。だが、彼はその発見と彼自身のアイデンティティについて嘘をついた。)

https://www.potnetwork.com/news/potnetwork-news-investigative-report-bomi-josephs-hops-derived-cbd-was-world-changing-cannabis

要約① 創始者の一人「ボミ・ボバン・ジョセフ博士」が元詐欺師の可能性。

The investigation by PotNetwork News, based on an in-depth review of Mr. Joseph’s research, a trove of confidential documents, and interviews with people familiar with the events discovered that Dr. Bomi Boban Joseph is, in fact, Moses Sunith Prasad Joseph, a former venture fund manager and convicted con artist who stole over $20 million from Wells Fargo Bank, Bank One, and Eastman Kodak, among others, in the early 2000s.
(ボミ・ボバン・ジョセフ氏が実は、元ベンチャーファンドマネジャーで、2000年代初めにウェルズ・ファーゴ銀行、Bank One、コダックなどから2000万ドル以上を盗んだ詐欺師のモーゼス・スニス・プラサド・ジョセフであることが判明した。)

2000万ドル!凄まじい金額です。写真は元記事にあり、非常に似ています。なお、証拠となる画像等はすべてpot networkが提示していますので、是非元記事をご一読されると良いと思います。(google chromeで翻訳)

要約② 論文の70%以上がパクリ

The so-called Dr. Bomi Joseph plagiarised that paper — upwards of 72 percent word-for-word and the rest with some creative reshuffling — publishing it in a journal of his own making, Journal of Medical Phyto Research, under the title “Identification of cannabidiol from Humulus Kriya using x-ray crystallography.”(ボミ・ジョセフ”博士”と称するこの人物は、この論文を盗用し、72%以上はそのまま盗用し、残りは創造的な入れ替えによって、「X線結晶学を用いたHumulus Kriyaからのカンナビジオールの同定。」というタイトルで、自身が執筆したJournal of Medical Phyto Research誌に掲載した。)

なお、Christoffel博士らが国際結晶学連合で発表した論文をパクったとのことで、パクられたChristoffel博士自身が声を挙げてこのホップCBDを糾弾しています。(Christoffel博士は過去10年間学術誌 「Journal of Ethnoparmacology」 の査読者)
ジョセフ氏このパクリ論文に対する説明求めたところ、論文の共著者が行ったことと、すべての責任を負わせる回答を行ったようです。

また、“Bioactive cannabidiol more greatly reduces valvular interstitial cell calcification when combined with ß-Caryophyllene, and α-Humulene,”という論文は、“Role of the MAPK/ERK pathway in valvular interstitial cell calcification.”という論文に30%一致しているとのこと。

さらに、これらが掲載されているジャーナルは、すべてジョセフ氏自身の作ったジャーナルでの発表されたものということです。(つまり第三者による正当な評価が行われていない論文ということになります。)

要約③ ホップ由来CBDの証拠が一切提示されていない。

またChristoffel博士は「植物中のCBDの真の含有量を判断するには、乾燥植物部分1グラム当たりのミリグラムの数値(CBD含有量)が重要である。」と考えるが、抽出のステップ・他のホップ成分に対するCBDの比率は指標となる数字など、このホップ由来CBDについては、説明が一切ないことに疑問を呈しているとのこと。

ちなみに、そのホップ品種は「大麻とホップが自然に交雑した新しい品種」を見つけたと喧伝しています。これについても証拠は一切提示されることなく、自分のジャーナルで公表したパクリ論文だけを論拠に、ホップ由来CBDが存在すると喧伝しているようです。

要約④ 大量のCBDアイソレートをCBDメーカーから入手していた。

ネバダ州のCBDメーカーCenturiaから、CBD50mgのTHCフリーのCBDを2000本、他にもisodiol というカナダのCBDメーカーからCBDを購入していたとのこと。(※CBDアイソレートというのは、ヘンプ・マリファナから抽出したCBDを更に分離し、結晶状にしたものです。これを油脂に溶かせばCBDオイルを作ることができます。つまり、CBDアイソレートをホップエキスに注入しているだけの可能性の疑惑が強まります。

以上が、論文で糾弾していることの主なまとめです。

なお、現在は北米の大手CBDブランドでこのホップ由来CBDを販売しているところはないです。

北米では、いくつかのCBD・大麻ブランドで、このホップ由来CBDというものを販売していた期間があります。マーケティングのためにあえてこの怪しげな商材に乗ったのか、本当に騙されていたのかはわかりません。もしかするとファームビル改正(産業用ヘンプが合法になった)のも影響しているのかもしれませんが、もはや、中小以上のCBDブランドでは、一切販売されていません。

◯Medical marijuana inc 傘下の2

medical marijuana inc のページでは以前はホップ由来CBDを取り扱っていたようですが、現在では取り扱っていません。

・webアーカイブ
https://web.archive.org/web/20180907202605/https://shop.medicalmarijuanainc.com/real-scientific-humulus-oil-rshok-4oz-1000mg-cbd-liquid-bottle

・現在
https://shop.medicalmarijuanainc.com/real-scientific-humulus-oil-rshok-4oz-1000mg-cbd-liquid-bottle (ページ削除済み)

・Real Scientific Hemp Oil (RHSO)

https://hempmedspx.com/product-category/rsho-k/ (こちらも削除済み)

hempmedsではホップ由来CBD製品はRSHO-Kというラインで以前は販売がありましがしれっと取扱いを辞めています。RSHOは日本でも販売されていますが、このブランドは信頼しないことにしました。

・Kannaway
https://kannaway.com/homepage-v2-2/ (古い画像ページ残っていました。ヘッダーからのリンクの、製品詳細説明が削除済み)

kannawayに至っては、動画でウキウキでアナウンスしている動画がyoutubeに残っています。https://www.youtube.com/watch?v=AInI3ERZEao

上記2社は、特にホップ由来製品に対する弁明やプレス発表を行わずに(少なくとも私が確認する限り)、製品やそれに関わるページを削除していることからも、さっさと水に流したいというのが本音ではないでしょうか。

日本では?日本のCBD業者とホップ由来CBD

ヘンプナビ
ここでは、RSHO-Kの取扱いしてなかったようですが、紹介記事だけありました。
https://www.cbd-oil.jp/news/298

株式会社クラウドナイン
ここはホップ由来CBDが売りとしている国内のCBD業者さんです。上記の怪しいPeak health Centerのホップ由来CBDなるものを扱っているようです。Peak health Centerは取引先でしょうから、ポットネットワークの記事への反論や本当にホップ由来CBDである証拠を引っ張り出してきて頂きたいです。
https://www.cloud9-cbd.co.jp/product/

ほかにも、http://hikarulandpark.jp/shopdetail/000000002309/このあたりも騙されちゃってるか、しっかりとした下調べをせずに乗っかっているのかもしれません。

※※※遺伝子組み換えであれば、ホップや他の植物からもCBDを作ることは不可能では無いとおもいますが、このホップ由来CBDは天然ホップ由来としているので、詐欺の可能性が高いです。※※※

※※※当ブログは、ヘンプ・大麻草の有効活用や普及を応援するものです。大麻由来のCBDを、あたかもホップ由来であるかのように偽っている可能性が高いホップCBDを販売することについて、非常に違和感と嫌悪感を感じております。※※※

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