大麻の安全性(危険性・中毒性・副作用等)について

安心してください。大麻は安全性が高いです。

初めての大麻シリーズ」です。今回は、大麻の安全性について考えてみたいと思います。

大麻の安全性を知らずに恐る恐る(大麻って大丈夫?少し怖い、、、と思いながら)大麻を摂取すると、そのような恐怖心や疑心自体が「バッドトリップ」の引き金になりかねないので、正しい情報と知識でもって大麻そのものの安全性に確かな確信を持っていただければ。

なお、日本国内においては大麻取締法で厳しく規制されており、所持・栽培などは都道府県による認可が必要です。許可なくして所持や譲渡することは許されておりません。逮捕されて相当面倒なことになります。

なお、なるべく分かりやすく書きたいと思いますが、詳しく知りたい、真偽を確かめたいという人のために、引用元もしっかり提示したいと思います。

※順次追加していきます。

脳幹に「あんまり効かない」から安全性が高い

大麻にはカンナビノイドと呼ばれる化合物が含まれ、これが薬理活性作用を引き起こします。また大麻に含まれるカンナビノイドは数十種類あり、それらが複雑に作用することがわかっています。主にTHC(テトラヒドロカンナビノール)が陶酔性をもたらします。同じカンナビノイドでもCBD(カンナビジオール)というものには陶酔性はありません。それどころか、THCの陶酔作用を打ち消す効果が確認されています。*1 同じカンナビノイドの中でも、精神作用があったり打ち消したりする成分があり、それらの含有量&割合によって体感する効能にも若干の差異があります。(お酒はどのような種類も結局すべてアルコールが体内で作用することと比べると、カンナビノイドの複雑さがわかると思います。)

体内には、このカンナビノイドに反応する「カンナビノイドレセプター(受容体)」というものがあります。カンナビノイドレセプターの詳細は長くなるので説明は別の機会に譲りますが、カンナビノイドレセプターが脳みその脳幹部分に少ないということが大麻を安全なものにしている重要なポイントです。

カンナビノイド受容体の密度イメージ図 from https://www.leafly.com/news/science-tech/can-you-overdose-on-cannabis

脳幹というのは、「間脳、中脳、橋、延髄」をまとめた呼称です。脳幹のなかでも、延髄は「心臓中枢、血管運動中枢、呼吸中枢、嚥下中枢」など生命維持に重要な中枢が集まっています。
この脳幹は、大脳などと比べるとカンナビノイドレセプターの密度が疎密(少ない)ゆえに、大麻を大量に摂取した場合でも致命的ではないことがわかっています。*2

オーバードーズ(過剰摂取)で死亡例なし

例えば、飲酒における過剰摂取は、急性アルコール中毒として多くの死をもたらします。東京都だけで毎年1万人を超える人が急性アルコール中毒で搬送されており、毎年亡くなってしまうケースが報告されています。*3
一気飲みなどにより急激に血中アルコール濃度が上がり、肝臓でのアルコール代謝が間に合わない場合、呼吸などの不随意運動を司る脳幹までも機能を停止させ、死亡に至ってしまいます。
その一方、大麻についてはこれまで急性中毒での死亡例は世界的にも報告されていません。(あったら教えてください。)
マリファナユーザーの多いアメリカのDEA(麻薬取締局)のファクトシートでも確認いただけます。

https://www.dea.gov/druginfo/drug_data_sheets/Marijuana.pdf

オーバードーズ(過剰摂取)がこれまでに報告されていないことからも、大麻がアルコール等と比較しても極めて安全であるということがわかると思います。
大麻の過剰摂取はバッド・トリップを引き起こしやすくなりますが、体調や精神状態が優れなくなってしまった場合でも、脳の生命維持に必要な部分への作用は小さいため、大事に至らないので安心して寝ると良いと思います。

依存性について

大麻の依存性はアルコールや煙草と比べても低いことが様々な研究から分かっています。

Development of a rational scale to assess the harm of drugs of potential misuse.の指標を図式化したもの https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/17382831 ※赤が依存性、青が身体への害、緑は社会的な害

カジュアルな大麻ユーザーにはいわゆる禁断症状(離脱症状)というものもは見られません。

身体へのダメージについて

大麻の摂取方法の代表であるは乾燥大麻は喫煙して摂取するのが多いため、喉や肺へのダメージは不可避と考える方が多いですが、にも肺がんや咽喉癌との関連性は否定されています。

一般的に幻覚・幻聴はありません。が、その可能性は否定できません。

まず、幻覚を見たことがありますか?私個人は幻覚を体験したことがありますので断言できますが、通常、大麻で幻覚・幻聴を見ることはありません。この場合の幻覚・幻聴は、本来まったくそこに無いはずのモノ・音を感じる事とします。
そもそも、幻覚・幻聴といったものは外部刺激を脳伝達し知覚するまでの電気信号のエラーが作り出すもので、それを知覚できるのは知覚している本人のみとなるため、非常に主観的なものです。
そのため、大麻による視覚の変化(風景がきれいに見える、光に敏感になる*4)や音楽の変化(聴覚の強化*5、聴取音の増加傾向*6)など知覚の遅れや変化を幻覚・幻聴であると感じている可能性は指摘できます。
一般的に、純粋な大麻ユーザーで幻覚・幻聴を訴える人はほとんどいません。(周りに経験者がいれば聞いてみてください。)
ただし、極端に体調・気分が優れない場合、向精神薬などの投薬を受けている場合は(大麻を摂取する如何にかかわらず)その限りではない可能性があります。抗うつ薬などの処方を受けている方は大麻摂取を控えるか、予め作用を確認する必要性があると思います。

大麻摂取を注意するべきケースは?

大麻はオーバードーズで死ぬことがなく、比較的安全な薬物といえますが、精神活性作用があることは忘れてはいけません。一時的なリラックス効果や多幸感、イマジネーションの強化や知覚の変化が主なものですが、体調・精神的に優れていない場合は過剰な摂取が引き金になって、気分の落ち込み(バッドトリップ)を引き起こすこともありえます。
そのような精神活性作用がありますので、鬱や双極性障害、境界性人格障害などのメンタルイルネスを患っている人は、大麻の摂取をおすすめしません。メンタルヘルスは非常に複雑で、その原因や明確な治療法の確率もされておらず、また大麻の心に与える影響も複雑なもので、何かしらのトリガーになる可能性は否定できないからです。
一方で、抗うつ薬を使わずに大麻&セラピーで病と付き合っているという個別のケースもあるようです。(うまく手ほどきや寄り添ってくれる人がいれば問題ないのかもしれません。わかりません。)
また、アメリカの医療大麻合法州ではベトナム戦争退役軍人のPTSDへの処方も許可されていたりもします。心と大麻の関連性は、今後もさらなる研究が必要な分野と言えると思います。

なお、2016年の研究では、これまでに心の病に罹患したことのない人は、大麻喫煙の有無と精神病の有意な関連性が無いことがわかっています。(大麻が精神病のリスクを高めない)*7
現在の生活に大きな問題や悩みを抱えていない状況であれば、(もしくは一時的に頭の隅においておける程度の悩みであれば)大麻喫煙により非常に良い経験を得ることができるかと思われます。

 

*1 Cannabidiol displays unexpectedly high potency as an antagonist of CB1 and CB2 receptor agonists in vitro. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/17245363
*2 Cannabinoid receptor localization in brain. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/2308954

*3 急性アルコール中毒による搬送者数(1983年~)  https://www.ask.or.jp/article/alcohol/アルコール関連問題を知ろう/イッキ飲み・アルハラ/急性アルコール中毒による搬送者数(1983年~)
*4 Cannabis may enhance night vision https://www.theguardian.com/science/neurophilosophy/2016/oct/27/cannabis-many-enhance-night-vision
*5 Effect of Marijuana Induced ‘Altered State of Consciousness’ on Auditory Perception https://www.tandfonline.com/doi/abs/10.1080/02791072.1978.10471870
*6 Effects of marihuana on auditory signal detection https://link.springer.com/article/10.1007%2FBF00421363

“大麻の安全性(危険性・中毒性・副作用等)について” への4件の返信

    1. 成熟した大麻草の茎が、大麻の取締法の中での大麻に含まれないそうですが、樹脂がそれに含まれるそうです。

      成熟した大麻草の茎に樹脂は存在しますか?また、そこに、カンナビジオール、カンナビオールが、どの程度存在しますか?

      ご回答宜しくお願い致します。

      1. Oさま
        以前似たような疑問ありましたが、何%かまではわかりませんでした。
        ちょっと調べたことをまとめました。よろしければ下記を御覧ください。
        https://weedend.info/%E5%8C%BB%E7%99%82%E5%A4%A7%E9%BA%BB/cbd%E3%82%AA%E3%82%A4%E3%83%AB/%E3%83%98%E3%83%B3%E3%83%97%E7%94%B1%E6%9D%A5%E3%81%AEcbd%E3%82%AA%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%81%AF%E3%81%A9%E3%81%AE%E9%83%A8%E4%BD%8D%E3%81%8B%E3%82%89%E3%82%92%E6%8A%BD%E5%87%BA%E3%81%97%E3%81%A6

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