日本国内のヘンプ服ブランド・メーカー一覧

日本でヘンプ衣料を作っている会社やアパレルブランドを紹介していこうと思います。順不同。製品によってはヘンプが使用されていない場合もあるので個別に確認して下さい。機能性も環境へのメリットも非常に高いヘンプがもっと日本に定着するといいなぁと思ってます。(2017年3月更新)

ヘンプ食品メーカー・ブランド一覧はこちら
ヘンプの化粧品などのメーカー・ブランド一覧はこちら
ヘンプ生地通販サイト一覧はこちら

ヘンプ 国内アパレルブランド・メーカー 一覧

Ruderals http://ruderals.com/

最近見つけたヘンプ100%のTシャツを作っているブランド。大麻100%に惹かれ早速買ってみた。→https://www.amazon.co.jp/dp/B01M1Y8W7U クセはあるが思った以上に着心地よし。チクチク感少なくヘンプコットンよりは好き。ヘンプサングラスも取り扱っている。ヘンプ100%の他の製品を待ちたい。

 

Black cat surplus http://blackcatcooperative.com/

カジュアル衣料ブランド。どちらかというとストリート寄り?実物を見る機会があったが、ヘンプコットン素材のプリントシャツなどイケてた。ヘンプコットンのトランクなど良さそう。AMAZONでも買えるみたい→https://www.amazon.co.jp/dp/B01IFCHJA8

 

麻世妙 http://majotae.com/

自然布研究家 吉田真一郎×帯匠 山口源兵衛×三越伊勢丹×エイベックスのプロジェクト。ファブリックブランドとして、コレクションブランド等とのコラボを中心に展開している。総じてパンピーには手に届きにくい価格帯。大麻布はスタンダードファブリックになりうるか?
最近、国産の大麻(精麻)から紡績し生地を作ったとのこと。革命的な事らしいのですが、その製品は一体おいくらに??
<麻世妙の生地を使用したブランド>
伊勢丹オンライン
おそらく三越伊勢丹ホールディングス傘下のブランドから、10種程度の麻世妙生地使用の服が販売されています。pasdecalais
「パドカレ」バックグラウンドはよくわからないですが、こちらも麻世妙使用ブランド。売り切れ商品多数のようです。ブランド詳細はこちらから。

 

lunati Canapa  http://lunaticanapa.jp/

ヨガウェア。ヘンプコットンの生地から開発しているからなのか、大半の商品が受注生産(在庫していない)のよう。カラフル。

 

Green cover  http://www.gallet.co.jp/brand/green-cover/

株式会社ギャレットって会社のブランド「green cover」(たぶん靴下のみ)。OEM・卸屋で、coen、jeans mate、ドン・キホーテなんかでも売られていた。ヘンプの混率はめちゃくちゃ少なそうだが、手ごろな価格については◎。試しに買ってみては?

 

go hemp http://www.gowest.jp/

もはやヘンプを使ってない服も多々あるけど、デザイン性の優れたアパレルブランド。アメリカンカジュアルをベースに、アウトドア・フェス感が強い。レディース・メンズともにZOZOTOWNなどでも取り扱われてたりしています。作りとデザインはどのペンプブランドよりイケてる。

 

a hope hemp http://www.ahopehemp.com/

「ヘンプソックス」「ヘンプTシャツ」で有名。カラフルでおしゃれなソックスが多く、自然食品店や雑貨屋さんなんかでも取り扱いがあり、目にすることも多い気がする。今度買ってみる。ソックス買ってみた。耐久性○、デザイン○、機能性△ ソックスのヘンプの混率は少ない。

 

phatee wear http://www.phateewear.com/

海外ブランドっぽいのだが、海外のサイトが見当たらない謎。manastash と同じくRobert Jungmannという人が作ったブランド。らしい。よくわからんのでもう少し調べる予定。アウトドア系。

 

かぐれ
楽天 公式通販サイト
公式サイト http://www.kagure.jp/

アーバンリサーチの天然素材・ナチュラルコスメなどのブランド。日本の様々な工場・ブランドとのダブルネーム商品の展開が中心。

 

enishi http://www.enishi.biz/

沖縄から発信するヘンプアパレルブランド。

 

HiHiHi http://hihihi.co/
ヤマタマ http://www.magic-theater.org/other-items/hihihi_yamatama.htm
あちゃらか http://www.magic-theater.org/other-items/accha.htm

久々にサイトを覗いたら、リニューアルされてgoodなウェブサイトに更新されていた模様。イケてる集団ですね。ヘンプ系アパレルで一番イケてる感じ。

 

Payaka http://payaka-onlineshop.com/

ヒッピー系のお店で、独自ブランドも幾つかあるみたい。こういうの好きな人はとことん好きなんだろうなぁというブランドです。

 

rainbow water http://rainbow-water.jp/

タイのフェアトレードヘンプということらしいです。ナチュラル系。

 

tokyo hemp connection http://tokyohempconnection.com/

略してTHC(笑)ナイスなネーミングです。2015年頃から更新されてませんね。もう廃業されたんでしょうか。気になるところです。数少ないヘンプ×ストリートっぽいブランドです。すでにブランドは廃止しているようです。オーナーはヘンプが関係ないアパレルで勝負しているとかいう噂です。

 

Orimina http://www.oromina.com/

ヘンプ系のアパレルを取り扱う小売店さんですが、オリジナルブランドも。海外ヘンプブランドも積極的に取り扱っている模様。店内の雰囲気も非常によいお店です。

 

Planeta Organica http://planeta-organica.com/

オーガニックコットンやヘンプなどにこだわり、タイでものづくりを行なっている模様。

 

renature http://renature.jp/

古くからヘンプ系の服を作っている。Tシャツ・パーカーなど。Le”a Lani(レアラニ)という姉妹ブランドもあり。満月の布というのもここのブランドか?(満月の布の説明がすごく胡散臭い。)

 

ASAFUKU(麻福) http://asafuku.net/

靴下・手袋・マスク・寝具など、他で取り扱いの少ない商品が多い。また、ヘンプの生地・糸などの取り扱いも。積極的な情報発信がGood。

 

大麻堂 http://www.taimado.com/

言わずと知れた大麻堂。喫煙具のみならず、多岐にわたる製品を販売しております。服・衣料品も各種取り扱ってるようです。

 

うさと http://www.usaato.com/

タイのヘンプを手紬糸を使用ということらしいです。作務衣とか、貫頭衣みたいな服とか、ざっくりした服のイメージ。

 

忠兵衛 http://hemp-chubei.jimdo.com/

こちらも、作務衣とか貫頭衣みたいな服。なんというジャンルなのでしょうか。教えて下さい。

 

 

 

ヘンプ生地の購入方法 購入サイト一覧

先日、「世界一高品質なヘンプ生地の購入先」をご紹介しましたが、ヘンプの布の購入先は日本ではあまり多くないのが現状です。日本でヘンプ生地が購入できる日本のサイト・企業の一覧を情報収集しまとめてみました。

その他、日本のヘンプ ブランド・メーカー一覧、(海外ヘンプブランド一覧ヘンプ食品メーカー一覧ヘンプ化粧品メーカー一覧など、ヘンプまとめもチェックしてください。

 

ラミノ(トスコ株式会社) http://ramino.biz/index.html

麻世妙世界一高品質で世界一高いかもしれないヘンプ生地の購入できます。 トスコ株式会社を調べたところ、麻(リネン・ラミー・ヘンプ)全般の糸や生地の大手紡績会社・生地メーカーのようです。
麻世妙というのは、エイベックス(レコード会社)が支援し、麻生地の研究者・和服の帯匠が関わっている大麻生地の復興プロジェクト。知人に買った人がいて触らせて貰ったが、まさに上質。中国の大麻を日本で紡績しているそうです。

 

タケミクロス

store店 https://takemicloth.stores.jp/
ウェブ直営店 http://www.takemicloth.co.jp/catalog/index/1/14.html

静岡県のリネンを主とした生地屋さん。ヘンプ生地も多数。静岡には直営店店舗もあるとのこと。国内で生地を織っていて、イタリアのヘンプの糸を使っているらしい。
以前ヘンプ関係の知人にヘンプ100%の生地の織るのは難しいと聞いていたのだが、ここではたくさんの種類の生地が置いてあるようだ。

 

M’s 工房

ウェブ直営店 http://www.ms-koubou.com/fabric/hemp.html

アジアのビンテージ生地のお店。ヘンプ生地も数種類のみ取扱あり。

 

ASAFUKU(麻福)

楽天市場店 http://www.rakuten.co.jp/asafukuhemp/index.html
ウェブ直営店 http://asafuku.jp/

ヘンプの小物など以外にも、ヘンプ生地も販売している。中国製の生地や、国産の生地を販売。種類豊富。

 

ファブリックマルシェ

楽天市場店 http://item.rakuten.co.jp/grtrading/c0075/

ヘンプ100の天竺が販売されている!(B反)だけど買ってみたいと思います。

 

ムラカ

ウェブ直販店 http://www.muraka-eshop.com/

iichi店 https://www.iichi.com/shop/mahura

なんだか気持ちよさそうなブランケットなど置いてあります。生地も数点取扱位あり。

 

麻布館

ウェブ直販店 https://shop.asanuno.com/

リネンを中心とした麻の生地屋さん。ヘンプ100%のワッフル生地というのを取り扱っているよう。

 

生地の森

楽天の中にある生地屋さん。店舗はない模様。ヘンプ生地1種のみ確認しました。

 

その他、日本全国のヘンプ生地取扱店を見つけ次第追加していきたいと思います。

世界一品質の高い大麻(ヘンプ100%)生地の購入方法

大麻の生地(布)は古くは縄文の頃から日本人が利用してきた、非常に生活に関わりの深い素材です。天皇の即位の儀式(大嘗祭)には大麻から織った衣「麁服(あらたえ)」が使用されるのはヘンプフリークには有名な話ですが、江戸初期ほどまでは、大麻は世間の衣料素材の一つでした。

現在は日本原産の大麻を使用した生地は、そもそも繊維用の大麻は育てていないので、悲しいことにまず手に入らないわけなのです。
それだけでなく、工業製のヘンプ生地もなかなか安定的に入手するのが困難です。ヘンプ100%の外国産のヘンプ生地でさえも、通常の生地屋さんではほとんど取扱がありません。

で、本題の最高品質のヘンプ100%の生地の購入の仕方について。

なんと、ヘンプアパレル一覧のページでも紹介しているファブリックブランド「麻世妙(まよたえ)」のヘンプ100%生地が購入可能となりました。

http://ramino.biz/majotae.html

以前伊勢丹にこの麻世妙の生地使いのシャツを見に行きましたが、質の高さこれまで見て触ったどの大麻布をも超える品質だったのは、鮮明に覚えています。原料は中国産大麻原料を使用とのことですが、現状「世界最高品質のヘンプ生地」ということは間違いないとのことです。(ヘンプ好き知人・談)

各商品の在庫もあまり多くないようですので、絶対に今が買い!!!

なのですが、お値段高すぎ!ふざけろ!1cmあたり100円!? 50cmからつまり最低5000円から?

1万円/mの生地ですが。

大麻布をもう一度、
日本のスタンダードファブリックに。

http://majotae.com/about/

ふざけすぎぃぃぃぃ!スタンダードとはなんぞや?

国内で糸から作り始めているとかで値段が高くなっているらしいのですが、もはやそこに掲げてあるビジョンを達成するつもりが毛頭無いことを物語った価格設定となっております。

何はともあれ、使用糸の種類や折り方によっては50円/1cm程度の生地もあるようなので、ヘンプ100%生地を買いたい人は、要チェックです。

ちなみに、この「麻世妙(まよたえ)」はエイベックス&伊勢丹ホールディングスとタッグを組んだとの記憶がありましたが、2017年 現在は伊勢丹の名前が消えていることに気が付きました。あんまり採算性が合わなかったのかな?

ヘンプシード(麻の実)って何?大麻・ヘンプ・マリファナとは

健康に良いオイルを生み出す「ヘンプシード」って何の種子?

最近、お昼の情報番組で「ヘンプシードオイル」が今流行りの体に良い食用油として紹介されました。ミネラルたっぷり、必須脂肪酸もたっぷりとして大絶賛。脚光を浴び始めた「ヘンプ」ですが、それが「大麻」であるとはっきりと説明していない番組ちらほらでしたね。(麻とかぼかした表現もありますね。)
今回は、この「大麻草」とはとっても人類にとって有用な植物なのですが、ヘンプって何?マリファナとの違いって?って思っている方への説明を兼ねて、改めてヘンプ・マリファナについて整理してみました。

  1. そもそも「麻」って植物は何?
  2. 大麻=ヘンプ=マリファナ?種類・品種
  3. サティバ種とHemp(ヘンプ)
  4. Hemp(ヘンプ)の食用・繊維・建材としての有用性
  5. インディカ種とMarijuana(マリファナ)
  6. Marijuana(マリファナ)の医療用途での有用性
  7. 世界各国で合法化進む「医療大麻」

そもそも「麻」って何?「麻」という植物は存在しない?「麻」とは?

まずは、多くの人が知ってるようで知ってない、「麻」という言葉について。
「麻」というと、夏の衣料や麻紐やズタ袋などなんとなく思い浮かべるかと思いますが、「麻」という植物(種類)は存在しないんです!犬や猫を「ペット」と呼び、牛や豚などを「家畜」と呼びますが、「ペット・家畜」という動物がいないことは誰もが理解していることだと思います。「ペット」「家畜」はあくまで共通の価値・役割などを指し示す「概念」ですね。
実は「麻」も、大麻や苧麻(ラミー)・亜麻(リネン)・サイザル麻など「茎や表皮などから繊維・糸が作れる植物」をざっくりまとめた言葉です。犬と猫が交配できないように、大麻(ヘンプ)と亜麻(リネン)は交配不可の全く別種の植物です。つまりは「麻」なんて植物は存在しない、「麻」は概念であるということをまずは理解ください。

大麻=ヘンプ=マリファナ? タイプ・品種のお話と人類にとっての有用性

「人類にとって高い有用性のある」大麻ですが、大麻草には大きくけて3つのタイプ(亜種)に分けられています。これらは交雑可能な同種なのですが、それぞれに特徴と活用方法に違いがあります。

無題

Wikiより引用

左から
カンナビス・サティバ
カンナビス・インディカ
カンナビス・ルデラリス
という3タイプ(亜種)に分かれています。背の高いサティバ、背が低く枝別れの多いインディカ、なんだか雑草みたいなルデラリスに分けられます。

カンナビス・サティバ(Cannabis sativa )とヘンプ(Hemp)

カンナビス・サティバ(Cannabis sativa )とは、大麻草の中でも、2m〜約4mと背が高く育つタイプです。その中でも、産業用途に使う場合においてHemp(ヘンプ)と呼びます。陶酔成分THCの含有量が少ない品種が産業用栽培を許されています。(※必ずしもすべてのサティバ種が陶酔物質THCが少ないというわけではありません。注)

ヘンプは主に繊維用・食用(種子)として栽培されています。背丈が高いため、茎から長い繊維がとれます。日本での古くから栽培されてきたのは、この背丈の高い種類の大麻で、主に繊維を得ることが主な目的で利用されてきました。日本では、コットン(綿)が主流となるまでは、多くの衣料・織物にこの大麻が使用されてきました。食用としては、七味唐辛子に入っており、日本人の多くが一度は知らず知らずのうちに口に入れています。

また、特に神道(神社)において穢を祓う超絶パワー・プラントとして古くから重要視されてきた植物でもあります。身近な例としては、神社の縄(注連縄)に使われていたり、地鎮祭なんかの儀礼行為でも大麻繊維を見つけることができます。そのため、現在でもその繊維(精麻と呼ばれる美しい繊維)用途として、栃木県を中心に栽培されてます。なお、「とちぎしろ」と呼ばれるTHC成分のほとんど生み出さない品種のみが栽培許可されています。ただし、とちぎしろという品種でなくても、日本の在来種はそもそも陶酔成分の少ない品種で、特に医療・嗜好用としてはほとんど利用されてこなかったというのが、通説となっています。

ヘンプの有用性〜衣料・食料・建材としての活用〜

ヘンプは、生命力豊かな植物で、栽培にほどんど農薬を使用しなくても育ち、また、栽培可能範囲が広いエコフレンドリーな植物として注目を浴びています。北は北海道から南は沖縄以南まで成長可能な植物です。また、綿花のように大量な水を必要とすることもありません。
その繊維は、非常に強靭かつ機能性(抗菌性や速乾性)が高く、衣料やロープなどとして、種子は食料・バイオ燃料として、また茎の木質部(オガラ)は建材(ヘンプクリート)やパーティクルボードへの利用など、捨てる部分がないと言われています。
地球環境について憂い、持続可能な農業・繊維産業を真剣に考える多くの企業や個人は、ヘンプに期待を寄せ、実際にヘンプを使用した製品を作り始めています。

 

カンナビス・インディカ(Cannabis indica)とマリファナ(Marijuana)

カンナビス・インディカとは、サティバ種よりも背丈が低く枝を多くつける品種です。陶酔成分(THC)を多く含んだ亜種となっています。マリファナとして利用されるのは、このインディカ種が多いです。日本では他の麻薬と混同認識されており、大麻を使用すると「精神に以上を起こす。」と一般的に思われていますが、日本国外では「医療用途に使用するマリファナ(医療大麻)」が、再評価・合法化や非犯罪化など、見直されてきています。そもそも、いつから大麻は違法な薬物として扱われてきたのでしょうか。

東洋医学で重宝されてきた大麻
中国最古の薬物書「神農本草経」では、大麻が長期使用しても体に害のない安全な薬草として紹介されており、また、インドのアーユルヴェーダ(伝統医療)でも薬草として扱われてきました。
実は、日本でも「印度大麻チンキ」や「印度大麻タバコ」という名前の漢方として、薬局等で普通に販売していた時期がありました。主に、喘息などに効用があるとして使用されていたようです。(http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/837460 110〜112ページ)

東洋の人々は経験則として、大麻が安全な薬草であると理解し、それを積極的に医療に活用してきました。しかし、1900年代に入ってからの国際的な薬物規制への潮流と、最終的には敗戦後のGHQ占領下において、「大麻取締法」が制定され、日本での大麻の医療使用・大麻栽培が基本的に禁止されることとなりました(栽培においては免許制。花穂や葉の所持・医療目的の使用・研究は禁止。茎と繊維の所持はOK)。それから現代に至るまで、日本では大麻は完全に悪いものとして扱われ、「ダメ絶対」というレッテルを貼られてきました。

大麻が身体にどのように「効く」のか、解明できたのはつい最近!
大麻が禁止された頃には、実は大麻が体に効くメカニズムがよくわかっていませんでした。1990年年代になってようやく、大麻の成分(カンナビノイド)が効くシステムが解明されたのです。ヒトの体内では、大麻の陶酔成分と同じような物質(内因性カンナビノイド)が作り出さており、また、それとに(よく、風邪や頭痛の薬で見るような鍵穴と鍵のような仕組みが人間に備わっており、その物質が判明。)海外では、カンナビノイドの研究・臨床試験が盛んに行われ、いわゆる身体的な依存性や精神的な依存性は、コーヒーなどに含まれるカフェインよりも低いことが明らかになっております。(ここらへんはいずれ詳しく書きたいと思います。)

マリファナの有用性〜医療大麻(Medical Marijuana)〜

医療用途で使用する大麻を医療大麻(medical marijuana)と呼びます。この医療大麻は、世界的に注目を浴びています。注目を浴びるポイントとしては、下記が挙げられます。

  • 根本的な治療法が確立されていない疾患への対症療法として。
  • 様々な慢性的な痛み・炎症を抑えることができる。
  • HIVや癌などにおける、悪液質(全身消耗症)などのへの療法。
  • 抗腫瘍作用・抗癌作用
  • 副作用がほとんどない。

大麻の主な作用としては、鎮痛作用(痛みを抑える)、抗炎症作用(炎症を抑える)、抗腫瘍作用、食欲増進作用(制嘔吐作用)、不眠症改善などが挙げられます。250種を超える疾患に有効とも言われています。その中には根本的な治療法が見つかっていない難病指定にされている疾患(多発性硬化症・クローン病など)も多数含まれています。
「痛み」については、いわゆる関節痛などから、モルヒネなど他の医療麻薬が効かない痛み(神経性疼痛)にまで効きます。
さらに、癌やHIVにおける全身消耗症(悪液質)にも有効とされています。食欲増進作用・制嘔吐作用により、「食事ができる」ことです。特に癌においては、体力を維持することは非常に大切です。
また最近では、皮膚癌への直接の塗布によって腫瘍が小さくなったという報告も多数あり、研究レベルでの抗腫瘍性が確認されています。(http://www.cancer.gov/about-cancer/treatment/cam/hp/cannabis-pdq#link/_26_toc)
また何より、長期的な使用において副作用が少ないことは、慢性的な痛みや症状と長い人生において付き合っていく上で、重要な要素になります。

世界中で進む医療大麻の合法化・非犯罪化

先進国では、大麻の合法化・非犯罪化の流れが時代の趨勢となりつつあります。現在、日本国内で乾燥大麻等を所持していた場合は、多くのケースで、執行猶予付きの実刑判決が下されます。譲渡・販売などしていた場合はいきなり実刑のケースが多いです。一方、海外諸国では大麻の少量の単純所持での非犯罪化が進むとともに、医療大麻の使用を認める国が増えつつあります。

青:医療大麻合法
水色:非犯罪化
ピンク:違法(だが通常罰せられることは少ない)
赤:違法
Legality_of_cannabis_for_medical_purposes2016年2月現在(参考ページ:wikipedia より。最新データはリンク先より確認お願いします。)

各国様々な背景や大麻に関する共通認識が醸成されているかなど違いはあるでしょうが、ヒトが人間らしく生きる権利(生存権)を真面目に考えている国・地域、傾向は見て取れますね。

ちなみに、日本の大塚製薬は、サティベックスという大麻製剤のアメリカでの販売権を持っていたりするんです。(もちろん日本では販売できないですが。)これから研究が進めば進むほど、上記でも述べたような、医療における大麻の活用方法や効能が明らかになってきます。
日本人は、多くの病気の患者さんを助けられるかもしれない選択肢が、奪われたままの状態であるということを考えなおすべきかと思います。(そしていつか自分が病気に罹り、大麻が必要になるかもしれないことも!)

 

以上、「麻」ってなに?から大麻・ヘンプ・マリファナの違い(分け方)についてとその将来性・有用性について整理してみました。上手に付き合って活用すると、地球環境・食料・医療など、多岐にわたって活躍する植物なのでは、と心から期待をしています。大麻のことが語ることも許されないタブーにならないように、色んな場所で大麻のこと話してください。

注 ※サティバ種でも、もともとTHCを多く含んだ品種もあります。また、交雑や品種改良等で、サティバ種でも陶酔性の高い大麻もたくさんあります。

マリファナとヘンプの違いって?

マリファナ・ヘンプはどちらも大麻草の別称です。

今、世界各地で「マリファナ」「ヘンプ」はどちらもそれぞれ別の面からその「価値」が再考され始めています。どちらも大麻草を意味する言葉なのですが、陶酔性分の有無、利用用途の違いなどで呼称に違いがあります。大麻草についての理解を広げるためにはここらへんはしっかりと説明すべき点だと思い、なるべくわかりやすくまとめてみました。

◎目次
ヘンプについて
1、健康、美容分野におけるヘンプ
2、繊維産業・アパレルにおけるヘンプ
マリファナについて
1、医療分野におけるマリファナ
2、嗜好品としてのマリファナ
ヘンプ=マリファナ、何が違うか?
1、植物としては同種!
2、品種による活用用途の違い
3、共通点は?
まとめ

◎ヘンプについて

健康・美容分野におけるヘンプ

最近、スーパーフード(健康に役立つ食品の総称)の一つとして、色々なメーカーから「ヘンプ(麻の実)食品」が販売されています。主に殻を剥いた「ヘンプナッツ」、実から絞り出した「ヘンプオイル」、オイルを絞ったあとの残渣を粉末状に加工した「ヘンプパウダー(プロテイン)」などの名前で販売されています。

自然食品店などでは昔から結構な頻度で見かけておりましたが、今は芸能人なんかもブログに載せてたり、女性向けの情報ウェブサイトの記事なんかでもしょっちゅう取り上げられている様子。栄養価の高さ(必須脂肪酸など)が注目を集めています。味は購入して試してみて下さいね~おいしいですよ。

ちなみに、数年前までは、日本では「ヘンプキッチン」の商品くらいしか流通していなかったと思います。(一部の個人輸入規模を除く)しかし現在、ヘンプフードジャパン(オーストラリア)、ヌーティバ Nutiva(アメリカ)など、後発のメーカーさんもたくさん参入してきている模様です。つい先日、近くのカルディコーヒーでヘンプミルクが販売されていたりと、ヘンプ食品はさらに広く知られることとなりそうな予感。

大麻トリビア「知らぬ間にあなたも大麻の実を食べてますよ!」
実はヘンプ食品は舶来の食品でもなんでもなく、七味唐辛子なんかにも入っていて、知らぬ間に多くに日本人が口にしている食品でもあります。「八穀」のうちの一つ。(デジタル大辞泉より)日本の伝統食材といっても過言ではないかも。

また、食用にもなる麻の実油ですが、これはスキンケア用のオイルとしても有望視されているようです。ボディショップのヘンプクリームなどは特に有名で、また、日本ブランドとしては、シャンブルがヘンプオイル専門ブランドとして以前から普及に努めているようです。

関連リンク

ヘンプオイル使用の化粧品ブランド一覧

ヘンプシード・麻の実ナッツ ヘンプ食品メーカー 一覧

ファッション・アパレルにおけるヘンプ

ファッション・アパレルに興味がある人は、「ヘンプ」と聞くと、食べ物としてより、いわゆる「麻の服」が耳なじみかと思います。そうです、ヘンプという言葉は、もともと衣料・繊維用として栽培されてきた大麻草を指す英語なのです。

大麻トリビア「麻≠ヘンプの不思議」
家に麻っぽい服があるかも!という方は、是非ともその服を引っ張りだしてみてください。品質表示のタグに「麻」と書いてあるかもしれません。でも、それはヘンプ製ではなく、リネン(亜麻)ないしはラミー(苧麻)製の服です。ヘンプは指定外繊維(ヘンプ)などという表示が義務付けられています。
辞書などで引くと、麻=①大麻草(つまりヘンプ)②麻は茎の皮から繊維を剥ぎ取る植物の総称。と出るのですが、繊維業界では、なぜかヘンプを麻とは称せないのが現状。マジ謎!

上の大麻トリビアの通り、ラミー・リネンと混同されやすい現状がありますので、まだまだ誤解や知名度がイマイチとなっております。また、世界的な生産量がラミー・リネンに比べてが少ないこともあり、まだまだメジャーな服飾素材ではありません。(ここらへんは、ヘンプ関連の情報発信に精力的なASAFUKUのブログに詳しい。)

現在では非常にマイナーな繊維植物ではありますが、驚くことに、縄文時代~戦後まで、日本中で栽培されてきた植物の一つでもあります。(福井県の鳥浜貝塚からもその痕跡が見つかっている。)

また、天皇陛下が大嘗祭でお召しになる儀式用の衣は大麻でできており、大麻には祓う力があるとされています。

大麻トリビア「神社には大麻だらけ」
神社のしめ縄、お相撲さんのしめ縄など、大麻を加工した精麻を使ったものが多いです。また、大麻と名のつくものも多く、大麻(おおぬさ)、神宮大麻など、由来には麻が関連しているものも多い。詳しくはwikiなんかでチェック!
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E9%BA%BB_%28%E7%A5%9E%E9%81%93%29

 

最近の新しい動きとしては、「麻世妙」というエイベックス・三越伊勢丹が出資?するヘンプブランドが立ち上がったことです。このブランドの面白いところは、「日本人が忘れてしまった布」である大麻布を復興させるをキーフレーズに据えていることです。「ヘンプ」という「大麻・マリファナ」というイメージから距離のある言葉を選ばず、あえて「大麻布」でブランディングを行っているところは、「大麻草」についての人々の認識を大きく変えることができる可能性があります。また、それを大資本の会社が後押しするということも、非常に興味深いなぁと思うところです。

その他、草の根的にヘンプにこだわったのアパレル・服飾品を作っているブランド・メーカーなどもいろいろとあり、そこら辺はヘンプ ブランド・メーカー一覧などのページで確認して下さい。

日本国内のヘンプ服ブランド・メーカー一覧

ヘンプ生地の購入方法 購入サイト一覧

海外ヘンプ衣料ブランド一覧

◎マリファナについて

医療分野におけるマリファナ

日本では、まだまだ多くの人が「危険なドラッグ」と認識しているマリファナですが、ちょっとインターネットや書籍を読めば、必ずしもそのようなものでないと知ることができます。

実は、マリファナに含まれるカンナビノイドという成分が、疼痛(痛み)を和らげる効果があったり、抗炎症作用など、様々な薬理効果があることがわかってきています。その他、食欲増進作用、吐き気の緩和などが挙げられます。

現在、医療用としてマリファナを処方できる国は結構あります。wikiにまとめられているので拝借しますと、

アメリカでは2016年6月時点で全50州中25州と首都ワシントンD.C.[1][2][3]、他にカナダイスラエルベルギーオーストリアオランダイギリススペインドイツフィンランドオーストラリアコロンビアなどで認められている。通常、大麻の使用には処方箋が必要になり、地域的な法によって販売(配給)の方法が異なる。大麻の医療利用について研究が進められている[4][5][6][7]。アメリカでは、食品医薬品局(FDA)と麻薬取締局(DEA)は「大麻には医療価値はない」との見解を示しているが、各州法によって医療大麻薬局から合法的に医療用大麻を利用できる。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8C%BB%E7%99%82%E5%A4%A7%E9%BA%BB

のようになっております。

欧米諸国を中心に、合法もしくは非犯罪化か進んでいます。別にマリファナを吸え!と言いたいわけではないですが、これほど多くの国が大麻に対して寛容な姿勢を取っていることは、知っているのと知らないのとでは印象が大きく変わるかと思います。

医療目的での大麻の主な使用用途ですが、神経性・慢性の疼痛に対する痛み止め、抗炎症作用、抗腫瘍作用、食欲増進・吐き気を抑える、睡眠促進、抗うつ作用など様々あります。主に癌治療などの終末医療・全身消耗を伴うエイズなどでは使用されています。近年では、小児のてんかん(癲癇)への安全な特効薬としても欧米では使用されています。

ちなみにてんかんについては日本の名だたる研究機関もその可能性を示唆する報告を発表しています。
脳内マリファナ類似物質が、脳発達に重要なことを発見 -内因性カンナビノイドが抑制性シナプスの伝達疲弊を防ぎ、伝達効率を安定化- |理化学研究所
http://www.riken.jp/pr/press/2010/20100429/digest/
脳内マリファナがてんかんを抑えるしくみを解明 |国立研究開発法人日本医療研究開発機構
http://www.amed.go.jp/news/release_20160722.html