大麻(マリファナ・ヘンプ)関連株式への投資を考える

これまで非合法なために利用が制限されてきた大麻ですが、大麻は有益なものであると声をあげ行動してきた先人たちが正しかったことが、このところの大麻の非犯罪化や合法化ではっきりとしてきたと思います。

先日の記事では米国の大麻(ヘンプ・マリファナ)産業ビジネスの拡大と今後の可能性についてまとめてみました。大麻が人生を破滅させるドラッグだと教え込まれてきた日本人の感覚からすると驚きを禁じ得ないかもしれませんが、マリファナ産業では非常に活発なビジネスが行われていることは分かって頂けたかと思います。
ヘンプ・マリファナ=大麻が大好きな私は、大麻ビジネスをどうにかして応援することができないかと考えていました。
大麻製品を買うことも応援することになります(実際ヘンプ食品・衣料などは使っています)が、活発になってきたヘンプ・マリファナビジネスに投資することはできないだろうかと考え、今回はマリファナ・ヘンプ業界の株式投資(特に個人投資)について調査・思うところを考えてみました。

大麻(マリファナ)関連のスタートアップ・ベンチャー企業の資金調達が急増

マリファナ関連は特にここ数年、大規模資金調達のニュースや、株式の高騰が報道されることがしばしばありました。枚挙にいとまがないほどたくさんのニュースが見られます。

大麻関連スタートアップの資金調達額、最多は51億円
https://forbesjapan.com/articles/detail/20802

焦点:医療大麻2.0時代の到来か、カナダ企業が薬品開発加速
https://jp.reuters.com/article/pot-pharm-idJPKCN1G70X1

大麻デリバリー企業、Eazeが13億円の資金調達 DCMベンチャーズ他
https://forbesjapan.com/articles/detail/14048

ニュースになるのは巨額の資金調達を行ったベンチャーやスタートアップ・テック系企業が多いです。それらは、株式公開を行っていない未上場企業への投資がほとんどですが、うまく成長させ上場まで持っていければ、資金提供したベンチャーキャピタルやファンドは大儲けできます。

これらのベンチャー等の上場していない会社等への個人投資は難しそうです。

製薬会社は大麻関連製薬の開発・販売に前向き

随分前から大麻界隈では知られていますが、日本の大塚製薬は大麻を抽出した成分を使用した「サティベックス」の北米販売権を獲得しています(2018年まで)。この場合でいう抽出とは、まさに成長した大麻草をなにかしらの溶剤(もしくはCO2など)で抽出し、THC(陶酔性あり)とCBD(陶酔性なし)を1対1で配合している経口摂取タイプの薬です。(日本では大麻取締法があるから絶対に認可されない薬です。)イギリスのGWファーマシューティカルズで開発され、イギリスやフランスでは多発性硬化症患者の神経因性疼痛の緩和等に処方されています。

大麻そのものから抽出した製薬以外にも、製薬会社はいくつかの合成カンナビノイドを承認薬として販売しています。(ナビロンやドロナビノールなど)これらは、植物カンナビノイドや内因性カンナビノイドに似た形・性質を持ったカンナビノイドを化学合成したものです。

蛇足ですが、いわゆる、西洋医学では様々な植物や生物が持つ科学成分で有用な化合物の1種類を抽出・模倣し合成したものを薬とすることが普通で、上記の合成した大麻製剤も同様なのですが、ぶっちゃけ普通に大麻を使用したほうが症状に対して良く効くという患者の声も大きいんですねー。まだまだカンナビノイドシステムが複雑で詳細の解明に至っていない点と、大麻だけで数十種以上のカンナビノイドが含まれていることで様々な症状によく効くと言われています。
とはいえ、西洋医学が現代医学の中心なので、今後もこれらの研究・開発は続くものと思われ、現在も認可申請などは続けて行われているようです。

大麻製剤の研究をしている製薬会社は上場企業も多く、個人投資の一つ手になるかもしれませんし、大麻製剤の新薬承認のタイミングなどで株式の値上がりも期待できるかもしれません。

(個人的には、合成大麻製剤を作っている会社へは、大麻草自体を利用するわけでないので、その手の製薬会社への投資はしないですね。もはやこれは信仰ですが。)

大麻(マリファナ・ヘンプ)そのもの、大麻製品を作っている企業

医療大麻や嗜好用大麻(マリファナ)、産業用大麻(ヘンプ)を栽培している企業に直接投資するというのが、もっとも分かりやすい大麻草への直接投資かもしれません。今後、全世界で法規制が緩和されていくだろうと楽観的であれば、投資をおこなってみても良いかもしれません。
カナダでは医療用大麻が国として完全合法(アメリカは以前連邦法では違法)で、マリファナ生産企業が上場している稀な国です。カナダ株式を買える状況にある方は必ずチェックするべきです。カナダでは大麻関連銘柄をあつめたETF(上場投資信託)もあるので要チェック(ネット証券では今のところ購入できない)です。

産業用ヘンプについては生産は農家主体となるのですが、種子の食品加工、繊維・木質部の製品加工などの企業が世界中にあります。規制緩和が進み大量生産が進むと、食品はより価格が安くなり、またビーガンやベジタリアンメニューの拡大と相まってより一般的になる可能性を秘めています。また産業用資材としても価格が下がることによって、畜産・農業資材(マルチや敷材)、建材としては現在の主要製品の代替が進む可能性を秘めています。
産業用ヘンプで今後最も注目すべき分野は、CBD関連企業かと思います。すでにアメリカ国内のヘンプ関連製品の1/4の売上を占めており、価格の低下とその存在が広まることによってさらなる成長の可能性を秘めていると考えられます。

産業用ヘンプ関連で上場している会社(もしくはグループ会社でヘンプ食品ブランドを持っている企業)もありますが、いわゆる店頭取引株だったりして、日本からの投資は難しいものが多いですが、今後が気になります。

医療用・嗜好用マリファナ、産業用ヘンプが増益をもたらすだろう関連ビジネス

実は一番投資がしやすいのは、大麻を育てるための設備や加工するための設備等を販売している会社だったりします。
例えば、医療大麻やCBDオイルの流通前には成分検査を必ず行っています。これはTHCやCBDの含有量や重金属やカビなどの汚染を確認するためなのですが、流体ガスクロマトグラフィーという設備を持ってして検査されています。ここらへんの設備メーカーは大企業も多く、個人投資でも株式を購入できる会社が多いです。
また、大麻成分を抽出するのに最も合理的な方法とされている、CO2超臨界抽出の機器メーカーなども需要は高まっていくと思われます。
さらに、マリファナ用の農薬を販売する企業、大麻自家栽培向けのアイテムを製造する企業、産業用ヘンプの大規模栽培に必要な農業用重機等の企業、マリファナの灌漑設備等、様々な業界にビジネスチャンスが波及すると考えられます。

色々と調べて見た結果、幾つか個人でも投資できる株式も見つかりましたので、今後少しづつ紹介したいと思います。(続く)

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